第18話.ご飯は残してはダメ?(その3)

 

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自分が作った親子丼を子どもたちから「マズイ!」と言われたママ。

ママは、いつものようにママのイライラが爆発しそうになりました。

作った料理を「マズイ!」と言われて

イラッとすること、あなたにもありませんか?

 

ママは、左手ちゃんに手伝ってもらいながら、

「ご飯は残してはならない」という幻想《思い込み》を外そうとします。

ところが、ママの幻想は思ったよりも深くて、ママと左手ちゃんは迷走し始めます。

 

 

* このブログのお話は、家族が大好きな《わたし》の経験に基づき作成したフィクションです。 *

 

*****

 

ママの理想は、子どもたちが

「おいしいね」

といいながら、ご飯を食べてくれることでした。

ところが、子どもたちから、

「マズイ!」

と言われ、ご飯も食べてもらえませんでした。

 

ママは、現実が理想通りにならなかった状況がイヤで、

子どもがちょっと我慢して食べてくれれば、理想通りになった。

そもそも自分がもっとおいしい料理を作っていれば、理想通りになった。

 

ママは、どうすれば理想通りになったかをあれこれ考えていたようです。

 

*****

 

左手ちゃん

ママがいいママになろうと思っていること、よ~く分かるよ。

でも、どうしてそんなに理想にこだわるの?

そのままのママがすてきなんだよ。

子どもたちだって、いつも「マズイ!」って言われるわけじゃないでしょ?

 

ママ

まぁ、そうだけど。

 

左手ちゃん

そうでしょう?

ママは理想通りになると、いいことばかりだと思っているでしょ?

でもね、理想はいいことばかりじゃないんだよ。

それを一緒に見ていこうよ。

 

ママ

う~ん。

うん、わかった。

 

左手ちゃん

では、行くよ。

仮に、ママの理想通りに、

ママがいつもおいしい料理を作ることができて、

子どもたちは、いつも

「おいしいね」

といいながら、ご飯を食べてくれたら、

どんなデメリット、不都合なことがある?

 

ママ

う~ん。

別にデメリットなんてないんじゃないの?

だって、おいしいご飯だし。

 

左手ちゃん

なかなか見つからないかも知れないけど、

どんなことにもメリットがあるのと同じだけデメリットも必ずあるから、

よ~く探してみて!

どんなデメリットがある?

 

ママ

うーん。

うーん。

給食がおいしいと感じない。

 

左手ちゃん

いいねぇ。そうだよね。

ママの料理がいつもおいしいと、

ママの料理に比べて、給食は「マズイ」になるんだね。

子どもたちは、「給食はおいしい!」って言っているの?

 

ママ

うん。

子どもたちに、

「今日のいいことは何?」

って、聞くと、大抵、

「給食の○○がおいしくて、いっぱいおかわりした!」

と答えるから。

 

左手ちゃん

じゃあ、給食がおいしいことは、

子どもたちにとってはとてもうれいことで、

おいしいからこそ、おかわりまでして沢山食べているんだね。

 

ママ

そうだね。マズイとおかわりしないからね。

おいしい給食をいっぱい食べると、心も体もエネルギーを充填できるから、

子どもたちが元気に学校で過ごすことには役に立ってるね。

 

左手ちゃん

その調子!その調子!

その調子で、

では、他のデメリット、不都合なことは?

 

ママ

子どもたちから「おいしい!」と言われても、感動しなくなる、と思う。

今は、「おいしい!」と言われることもあれば、

「マズイ!」と言われることもあるから、

「おいしい!」と言われると、やっぱりうれしいと思うよ。

 

左手ちゃん

なるほど!

いつもおいしいと、それが当たり前だから、

「おいしい!」って言ってもらえなくなるんだね。

その調子!その調子!

では、他のデメリット、不都合なことは?

 

ママ

「おいしい!」の基準がどんどん高くなって、

おいしいものを食べても感動しなくなる。

わたしはこの親子丼でもまぁまぁおいしいと感じるけど、

子どもたちは違うからね。

 

左手ちゃん

なるほど。

いつもおいしいと、おいしいの基準がどんどん高くなるんだね。

おいしいものを食べたときの幸せを、感じにくくなるのかぁ。

それは、かなりさみしいなぁ。

ママも食べることが大好きだから、

もしそうなったら、とてもさみしいんじゃない?

 

ママ

うんそれは、とてもさみしい。

 

左手ちゃん

そうだよね。

では、他のデメリット、不都合なことは?

仮に、ママの理想通りに、

ママがいつもおいしい料理を作ることができて、

子どもたちは、いつも

「おいしいね」

といいながら、ご飯を食べてくれたら、

どんなデメリット、不都合なことがある?

 

ママ

うーん。

うーん。

料理に時間とお金がかかる。

 

左手ちゃん

それはどうして?

 

ママ

材料をきっちりそろえないといけないから、

準備に時間がかかるし、材料をそろえるのにお金もかかるから。

 

左手ちゃん

スピード簡単節約料理じゃダメ?

 

ママ

ダメではないけど・・・。

大好きな料理の本があるの。

その料理の本に載っている、

手間暇かけた料理は、すばらしいと思っているから。

滅多につくらないけど。

 

左手ちゃん

滅多に作らないってことは、

手間暇かける料理よりも、

実際には簡単な短時間でできる料理の方がいいって思っているんじゃないの?

 

ママ

現実には早く料理を作らないと、

子どもたちは「おなかがすいた!」と暴れ出して、

結局「もう我慢できない!」と言ってパンを食べることになるから。

 

左手ちゃん

じゃあ、手間暇かけたおいしい料理じゃなくて、

簡単おいしいスピード料理をもっと研究したら?

今はね、忙しいままたちのために、

簡単だけど子どもたちも大満足、

それでいてお財布にもやさしいレシピがいっぱいあるらしいよ。

そっちの方が今のママの現実にあっていると思うよ。

 

ママ

まぁ、そうだね。現実はそうだね。

理想が現実とあっていないんだよなぁ。

でもなぁ、手間暇かけた料理、おいしいんだよなぁ。

 

左手ちゃん

料理に時間もお金もかけた方がいいって思っているの?

料理に時間もお金をかけると代わりに何かができなくなるよ。

そうすると、何ができなくなると思う?

 

ママ

うーん。

子どもたちとテレビをみること。

子どもたちとゲームをすること。

ニュースを見ること。

洗濯をしたり、部屋の掃除をすること。

 

左手ちゃん

手間暇かかった料理を作ると、

その分、子どもたちとテレビを見たり、

ゲームをしたりする時間がなくなるのだね。

それに他の家事もできなくなるのだね。

そうしたら、できなくなった家事はいつやるの?

 

ママ

うーん、ご飯を食べた後かな。

そうしたら、ご飯を食べた後に、ぼーっとする時間がなくなるね。

 

左手ちゃん

ママがテレビを見たり、ゲームをしたりする時間が減って、

食後もあくせく家事をやることになるんだね。

それってイライラがたまるんじゃないの?

「なんでわたしだけこんなにやっているの!」ってならない?

 

ママ

多分、いや絶対なる。

わたし、テレビ大好きだから。

でも、おいしい料理を手間暇かけてつくって、

なおかつ、テレビが見られなくても、家事もてきぱきやるのが理想なんだよなぁ。

 

左手ちゃん

じゃあ、ママが料理に時間をかけて、

テレビも見ないし、ゲームもやらずに、

文句を言わずにてきぱき家事をやってたら、

どんなデメリット、不都合なことがある?

 

ママ

うーん。

子どもたちから、召使い扱いされる。

 

左手ちゃん

召使い扱い?

 

ママ

そう、「○○やっとけ!」と命令される。

今でもたまに言われるからね。

「あなたが自分でどうぞ!」って言い返すけどね(苦笑)。

 

左手ちゃん

ママの理想通りにしたら、

子どもたちはママのことを

都合のよい召使いのような扱いをするんだね。

ママはそうなりたいの?

 

ママ

なりたいわけないでしょ!

子どもには、自分のことは自分でできるようになってもらいたいよ!

 

左手ちゃん

そうだよね。召使い扱いはイヤだよね。

では、どんどんいくよ!

ママが料理に時間をかけて、

テレビも見ないし、ゲームもやらずに、

文句を言わずにてきぱき家事をやってたら、

どんなデメリット、不都合なことがある?

 

ママ

子どもが家事を手伝わなくなる。

わたしが文句を言うと、手伝ってくれることもあるけど、

文句を言わないとなると、ゲームをみたり、テレビを見るのに夢中で、滅多に手伝わないなぁ。

 

左手ちゃん

じゃあ、ママが料理に時間をかけて、

テレビも見ないし、ゲームもやらずに、

文句を言わずにてきぱき家事をやってたら、

子どもたちは家事を学ぶ機会が減るんだね。

 

ママ

まぁそうだね。

基本的に、子どもたちは家事を手伝うのどちらかというと嫌いだからね。

「親がやるのが当然でしょ!」って言うから。

 

左手ちゃん

じゃあ、子どもたちは、家事を手伝わなくなって、

自分のことは自分でやらなくなるんだね。

ママは、それでいいの?

 

ママ

うーん。

左手ちゃん、なんだか分からなくなってきた。

理想はさぁ、

自分も理想通りにできて。

子どももわたしが文句を言わなくたって、

自主的に自分のことをやることだから。

理想であることの姿のデメリット、不都合なを挙げてもね、

挙げたデメリット、不都合なことがないのが新しい理想、になっちゃっうのよ。

 

左手ちゃん

ママ、その気持ちはよ~く分かるよ。

でもね、それ、どこまで続けるの?

たとえ理想が実現したとしても、

デメリット、不都合なことは、

メリット、好都合なことと同じだけあるって、心から分かるまで、

一度徹底的に広げてみたらいいかもしれないよ。

それをやらないと、ママの中で、

いつまでたっても、理想を追い求めちゃうよ。

だって、ママは理想の姿を実現できると信じているもの。

 

ママ

うーん、そうだね。確かに信じている。

 

 

家族が大好き♥だからこそ、ママの理想はどんどん膨らみます。

一体どこまで大きくなるのでしょう?

 

続きます♪

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